新ドラマを観て

今日22時からTBSで放送された「うぬぼれ刑事」というドラマは面白かった。
脚本・演出が宮藤官九郎で、主演は長瀬智也で、なんとも濃いメンバーたちが沢山出演していた。

ストーリーのあらすじは、主人公・うぬぼれさん(これがあだ名なのですが、なぜか親父にも本名を忘れられている)が超恋愛体質の刑事で、女性と三秒目が合えば、俺に気があると思ってしまう超うぬぼれ刑事です。でもいつも決まってそういう女性たちは、何か万引きしたり、人を殺したりしていて、自分とは思わぬ方向に手柄を立ててしまう鈍感刑事なのです。

これを観ていて思った事は、このストーリーの作り方が今の自分にとって非常に参考になるなあと思いました。

ストーリーには、起承転結という言葉があるのですが、このドラマには起・承・結はギャグで、転はシリアスなのです。
転の部分をシリアスにするほど、客を引き寄せ笑いが来るぞというオチの構えができるのです。
そういった部分が非常に上手いなあと思い、みとれてしまいました。

またキャラクターの関係性が上手く、主人公と主人公の元恋人と主人公の相棒(刑事としての)という三角関係が出来ていました。
主人公は元恋人に未練があるのですが、実はその元恋人は相棒と結婚していて(出会い系で知り合った)、妙な関係性が生まれているのです。

このドラマはちゃんとしたシノプシスがあり、なおかつアイデアが斬新で普通刑事ものって、真犯人は誰なんだ?と追い求めるのが通なのに、もう最初っから犯人は誰だか客は知っているという滑稽なところがすごい素敵でした。

イデア・センス抜群で出演者のチョイスも素晴らしいと思いました。
来週も観よっ♪