リアルに描くマンガが好きなのか?それとも描き込んだマンガが好きなのか?
どっちの漫画を求めてるの?と友達に聞かれ、僕は後者を選びました。

究極のリアルは写真だと思っているので、(あと池上遼一さんがやっているし)その時はそう答えたのですが、
そもそもなぜ自分がそっちの方に欲望がつくのかを考えてたら、天野喜孝さんの作品が頭に浮かびました。

小学生の頃に、今では懐かしいスーファミのゲーム「FF5」を買った後に、ガイドブックの本を買ったら、リアルなキャラの絵が描かれていて、「うわっ、かっちょええ」という記憶がすごい鮮烈に残っています。

それが天野さんの絵で、たぶん自分が求めているのはそこなのかもしれないと最近思っております。

別に3頭身のキャラでもデフォルメのキャラでも僕は好きなのですが、リアルな絵に細かい描写(服飾など)が一番僕のエクスタシーを満たしてくれます。

バガボンドの1巻も相当衝撃でしたが、(脳にビビビと来る感じが)やっぱりこのお二方は僕にとっては偉大な先生たちです。(勝手に心の師匠です)

最近、「無限の住人」の沙村先生もすごいなあと思い、なぜかというと高橋ツトム先生同様に、空気感が上手いんですよ。(デッサン力はもちろんのこと)朝方の気候とか、真似したくなります。こういう作品が出ると、読者の目は肥えますよね。 (そうなるとプロのレベルが高くなり、最低限のプロ作家としての絵の力というのが上がってる気がします。)

今度の作品はそういう事に気を使いながら描けたらいいなあと。たぶん疲れると思いますが・・・(集中力がきれたらOUT!)


あとキャラに心を入れるのにはどうしたら良いかな?と考えてたのですが、今度の作品で主人公に名古屋弁しゃべらせたらどうだろうと思い、安易だけどそれなりにセリフに感情が入るのではないかな?と思っております。