失態と掘り出し物
「失態」
昨日のことだ。僕は次の漫画の構想のために新宿に降り立った。
次の漫画はちょいとエロいものを描く予定なので、突然これはスト○ップ・ショーを観に行くしかないと思い立った。
だがシラフな状態では行けない。なので徹夜明けで街へと出かけた。
出かける前にネットで調べ場所を確認したので、準備万端。
たぶんここら辺だろうと思い、昼ごろ歌舞伎町を歩いていた。
だが目的地が見つからない。道は合っているはずなのに見つからない。
何度も歩いたが、あまり歩きすぎるとキャッチに捕まる危険があるので、こうなったら友達にきてもらおうと思い、電話した。
その友達とは、まあ同じマンガ同業者で、東京に来てからは二週に一回は会う仲である。
なので、僕は何も考えずに電話した。
「あのさ、今から新宿来てくれん?スト○ップ観に行こうと思ったんだけど、場所がわかんなくてさ。。。」
と言ったところ
「昼から何してんの?アハハ、僕今実家に帰っててさ、今名古屋なの。」
「・・・・・・ええええ〜、うそでしょ?」
「いやちょうど実家に用事があってさ、そういや大須の漫画空間に行ってきたよ。なんか今度アクションに載る人がいてさ、話してきたよ。」
「そんなの今どーでもいいし。」
僕はこうして電話を切った。
自分は昼間から何をやってんだと思い、むなしさにかられた。
その日僕は自分を見失いました。色々。
「掘り出し物」
今日古本屋に行ったら、こんなのが置いてあったのでつい買ってしまった。
中身を読んでみると、パロディーマンガと編集者同士の対談が載っていた。
その中には、僕の母校のT熊先生が載っているではないか!?
読むと大体今の漫画界と変わらない内容だった。
新人のアドバイスなんか書いてあったが、T熊さんは今と変わらず、新人に対して
なんかトキメキがないな、というか新人なんか見ても「ふーん」っていう、「うまいんだけどね。」という。
(P96から引用)
今も同じことを仰っている。
・・・難しいことを言うなあ。