東京にいる友達がこの映画面白かったよと紹介してくれたものを紹介します。けど、まだ渋谷しか公開されておらず、関西は初夏かららしいです。

川の底からこんにちは」という大阪芸術大学出身の石井裕也さんという方が監督の作品。
「所詮、中の下ですから」と主人公は割り切って生きているらしいです。早く観たいものです。




前回考えてる漫画のネタ「鬼活」をあれから考えてみました。

桃野小太郎率いる軍団(猿実ときじ次と犬郎)は、ある小さな田舎町のヤンキーたちである。

ここで一人ずつ、紹介したいと思います。


「桃野小太郎(24)」・・・男。フリーターで、ラジカセを右肩にかけながら、ズンチャカズンチャカと悠々と歩いている。サングラスにパンチパーマで、なんとなく生きているヤンキーである。だが、たばこも酒も女も弱点である。


「猿実(25)」・・・勝気な女。揚げ物を揚げさせれば、右に出るものはいない。 表上、桃野がリーダーとなっているが、真のリーダーは猿実である。使えない男はクズとしか思っていない、凶悪な女で、ドSである。金髪で長身である。


「きじ次(16)」・・・ バリバリのヤンキー 次男坊(犬郎が長男) 生意気。 タバコと酒と女が好きで、猿実に好かれている。 肉食系男子 覆面をいつも被っているのだが、なぜか鶏のとさかがついた覆面である。本人いわく、「ドンキにこれしか置いてなかったからだ」と。好きな食べ物はタコさんウインナー


「犬郎(19)」・・・長男 最近ひきこもりがち  ネットゲームが好き 太っていてメガネをかけている。 草食系男子 「どうせ僕はチンカスですから」とネガティブ男。

一応名前が動物で動物かと思われるかもしれませんが、みんな人間で描くつもりですっ♪


この軍団をこの町から追い出せと命じられた鬼吉(22)は果たして達成できるのだろうか??というのを考えていきます。


もう一つ考えていた「武士の話」

タイトル「狂兵衛

幾多の戦を味わった主人公・狂兵衛。しかし、彼は勝っても負けてもいない。恐れられていたのだ、いかつい顔に。
主人公・狂兵衛(きょうべい)の名声はいつしか全国各地に知れ渡った。
そんな彼はある日、百姓に用心棒として雇われることに。なぜ用心棒に雇われたかというと、最近とある村では、山賊たちが生娘たちを狙っており、助けて欲しいということだ。
そして主人公は承諾し、用心棒となり、その家を守ることになった。主人公の名を知っている山賊たちはむやみに手を出すことが出来ず、引き返す日々が続いた。

主人公はいつしか、その家にいる気立てがよく、誠実な娘(七穂)にほれていった。

しかし、主人公は自分は恋をしてはいけない人間だと頑なに誓っていた。なぜなら、顔が醜く、肉親でさえ恐がられ、捨てられ、「おめえを産んだ覚えはねえっ!」と突き放されたのだ。そして幼きころから彼は孤独を歩んできた。そんな彼はどうしても人間を信じれない心をもっていた。

だが七穂にも隠し事があった。
実は七穂には子(八重)がいたのだ。その子の父は、1年前に戦で帰らぬ人となったが、父には内緒で、子供を蔵の中に隠して育てている。

そしてある日、主人公は蔵で寝ようとしたら、子供の声に気づき目を覚ます。おんぎゃあという声が響き渡り、七穂は慌てて蔵のところへ向かう。するとそこには、我が子のように抱きかかえている狂兵衛の姿があった。

狂兵衛「よーしよし、良い子だ良い子だ」
八重は泣き止み、笑顔を浮かべている。

それをみた七穂は「返しておくれ」と言い放つ。我が子を手に取り、八重を見つめる。
「・・・あ、あんたたちみたいな人間のせいで、私たちは不幸になったのよ。」と捨て台詞を言い、自分の家へ去っていく。

ただ呆然とみつめ、何も言えない主人公。

次の日、いつものように朝食をすませると、主人公が「昨晩のことですが」と切り出す。
主人公「もしよければ私の嫁になっていただけないでしょうか?」
七穂「何言ってるんだい?朝っぱらから、そんな面してよく言えるね。」と言い放ち、心の中で後悔する。
主人公「・・・そうでしょうね・・・そうですよね、こんな面で・・・本当に何を言ってるんだか・・・あなたみたいな綺麗な人に私のような腐った人間は不釣合いですものね。」はしと茶碗をもち、台所に置き、外へ出る狂兵衛。
うつむいたまま何も言わない七穂。

外に出ると山賊たちが見かけぬ男と待ち構えていた。その見かけぬ男は山賊たちの用心棒であった。雇ったのだ。その用心棒の名は坐円(ざえん)という。

坐円もまた名を馳せており、歳はもう50を過ぎているのだが、いまだに現役である。

そして二人(主人公狂兵衛と坐円)が出会う。

坐円みるなり、剣を抜き、「今すぐ抜けィっ!!」と叫ぶ。圧倒された狂兵衛は抜けず、手を震わせていた。

それをみるや坐円は「去れっ!今すぐっ!臆病者を斬るほど、わしは落ちぶれておらんわ」と罵倒する。

坐円は無駄な殺生をしたくない男である。50を過ぎると、若い頃のように自分が強くあることに対して、妄執されていない。

「一週間猶予を与えよう。その間にこの村を去るなり、挑むなり考えよ。もしお主が向かってくるのであらば、いち武士として手加減はせぬっ!」と言い放ち、山賊たちと共にその場を去る。

主人公は考えた。この村を去り、武士としての自分の名を守ろうか、それとも戦って自分の名が汚れようとも男の誇りも守るのか?
だが主人公は死にたくなかった。死ぬことを想像したら、なぜか七穂の顔ばかりが頭に浮かぶのである。

初めて恋をしたのだ。齢22にして初めて人を好きになったのである。

涙が出た。すると、どこからか八重が近づき、指をさし、笑っている。

果し合いまであと一週間であった。


というのを考えているのですが、オーソドックスに主人公、ヒロイン、敵という三人が関係性を結び、主人公の内面描写を出来るだけ深く描きたいなあ〜と思っております。(まだ全然なのですが)
一応、結末は出来ているのですが、やはり起承転結の「承」と「転」をどうするか?っていうので詰まっています。


どうしようか悩みどころです。


[最近観た映画]

  • しんぼる(2009年 松本人志監督)・・・この作品は前回の「大日本人」よりわかりやすく、面白かった。アイデアが面白かった。
  • 監督・ばんざい(2007年 北野武監督)・・・北野武監督が「ギャング映画はもう撮らない」と豪語してしまったために、その後恋愛・ホラーなど様々やったがどれもうまくいかず、最終的にSF作品に挑戦したのだが・・・結局たけし自身壊れているというオチになっていた。
  • まあだだよ(1993年 黒澤明監督)・・・所ジョージさんが出ていて、黒澤監督の遺作になった作品。主人公は学校の先生で生徒に慕われていた。その主人公が職を辞し、辞した後も門下生たちがぞろぞろと先生の家に遊びに行き、酒を酌み交わしていた。その主人公が60歳になった後のライフスタイルが描かれている。心情深い作品だった。
  • 鈍獣(2009年 細野 ひで晃監督)・・・主人公は最初幽霊だと思った。なぜなら、殺虫剤を飲まされたり、トリカブトを食べさせられたりしても一向に死ななかったからである。だが、この作品のオチがわからなかった。色々伏線をはってあったのにたどり着いたラストシーンが僕には理解が出来なかった。
  • フレフレ少女・・・これは完全に新垣結衣が主演だから借りた。内容はふれないでおこう。あと役者も。


最近わかりにくいのが流行っているのかな??と思いました。読者や観客に、簡単にはわからせないようにしているのかな?と思いました。