昨日の俺と今日の俺


これは担当さんが言った理論。




昨日の俺

5日間ほど3、4時間睡眠でネームを描く。
おとといはラストスパートかけて徹夜で仕上げる。

昨日の朝完成。休み中にネームできたと思い、その勢いで担当さんにメールする。

TAMANO「今日持ち込みに行きたいんですけど、お時間空いてませんか?」
担当さん「当日は無理。今日忙しいし、明日の午後にしてくれ。」
TAMANO「いや、明日から仕事なんでちょっと無理ですね。コピーして送りましょうか?」
担当さん「そうか、わかった。じゃあ21時で。時間を空けよう。」
TAMANO「ありがとうございます。」

21時小学館へ。去年以来の訪問。

担当さん「仕事なれた?」といつもの感じで聞く。
TAMANO「いや全然です。」と言う。
そんなこんなで持込用の席へ。大抵の新人さんが座る席である。

お茶をいただき、早速80ページのネームをみせる。

担当さん「ながっ!!」
ぱらぱらと読む。
担当さん「おい、これ普通だったら途中で読むのやめてるぞ。」とボソッと言う。
TAMANOグサっとくる。
担当さん「これストーリーになってねえじゃん。」

没作品がここに誕生した瞬間だった。
あれっ??担当さんってこんなキャラだったっけ??最初会ったとき優しかったような。

漫画よりも僕があとがきとした字のほうで笑う。

まあそっから説教だよね。

漫画に描く意味を。 

酒や友で発散できない人が漫画をかくんだ、漫画で発散するんだ。

最も恥ずかしい自分を書けっ。と

もう羞恥プレイだよね。お客の前で裸にならなかんのか俺は。。。

話していて俺そこまでできる人間になれるかなと疑問に思う。

漫画で飯食うって大変だな〜。

参考用に漫画五冊もらい、32ページに編纂することを誓う。

気づけば二時間半経っていた。


帰りの電車はうつだった。しぼんだ僕がいました。満員電車に揺られながら、チクショー俺の徹夜って意味ねえな〜、とボソボソ言っていました。 

現実はそんなに甘くないと再認識。家に帰ったら夢の中へ行っていた。

今日の俺

足つった。朝起きたら激痛に襲われた。なので二度寝した。目が覚めるとやっぱり痛い。軽い肉離れしている。
昨日のことを教訓にしろということなのか?
足が痛いまま仕事場へと向かった。 

現実って甘くないな〜。