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もうかれこれ三週間前に書いた日記の続きである。お待たせしました。
前回(1月24日に書いた日記)までのあらすじは、デリーに着いたしょっぱなから、プライベートタクシーに乗せられ脅されるであった。→参考までに(http://d.hatena.ne.jp/Tamano/20130124)
結局逃げることもできず、2500ルピーという大金払ってしまった。今考えれば馬鹿である。
しかしこれが地獄の始まりだった。
僕は2500ルピー分楽しんでやろうと思い、大音量で流れるワゴンタクシーの中、身体を使い踊りまくった。
それを見たインド人は「お前はジャッキー・チェンにそっくりだね。」と言い、僕はさらに踊った。最もカンフーなどやったことないが。。。
一時間が過ぎたろうか?着いた先は自分が事前に予約したホテルとは似ても似つかないホテルだった。
僕が「ここじゃねえよっ!」と言うと、「そう堅い事言うなよ、見つからなかったんだからしょうがねえだろ?」と。
その後6、7人のインド人が僕を囲み、
・・・はめられた。インド人からしたら僕はファーストタイムの子羊だということを知っているのだ。
どう料理するか?煮るのか焼くのか?僕のメェメェという叫びは伝わらない。
そもそもなぜ米ドルなんだよ??!インドルピーじゃねえのかよ
今思い出したも腹立だしい。
「当社は高級ホテルでございます。」と言われたが、どう見たってボロい。日本でこんなホテルがあっても5千円もしないだろう。
いやむしろ5千でもぼったくりだと騒動が起きる。
またオーナーらしき男が、「夜の街は危ないですよ。泊られるのが賢明です。」と。
出たよ、今ならバーカ、このフ○ック野郎とでも言い放てるが、あの時はNOとは言えない日本人だった。
日本人の悪い癖だ。外交でもそうだが、物事をハッキリ言えないとやられるよ。
渋々、成田空港で下ろした米ドルを払う。僕のタイでのバカンスは夢へと消えてく瞬間だった。
だがこれで終わらないのがインド式。
プライベートタクシーの野郎が、部屋に乗り込んできて、電気が消えた。
停電だ。すると電気がつくや僕の目の前で、ここまで送った代金35ドルよこせと。
はああああああああああああああアン
ふざけんのもいい加減にしろッ!僕はキレた。人生で初対面のヤツにキれたのは初めてだ。
さっき払っただろうが、ほざくのもいい加減にしろっ!オレは金がねええんだっ!
すると相手はi donot know.
・・・・・ぶっ殺すぞてめえっ!!
「わかったわかった、オレも大人だ、じゃあ20ドルにまけてやろう。これで文句ないだろ?」
「わかってくれたか、そうそう半額にしてくれたらってテメエのものさしで測ってんじゃねえよっ!!!!」
「連れが待ってるんだ。早くしてくれないかな?」
さすがに仲間呼ばれてボコボコにされるのは怖いと思った僕は致し方なく、払った。
「じゃあまた明日迎えにくるよバーイっ!」
部屋に静けさがたちこめたと同時に無性に怖くなり、足が震えだした。
「なんなんだよこの街は?!!」
ブルブルガクガク、夜眠れない街となった。インド嫌いと思う僕がいた。
<つづく>