プロ漫画家の道ー「華があるかどうか」

Tamano2009-09-19

先日、某大学のT教授(この人は漫画の原作、編集をしていて、今は物書きとして活動中)と漫画話をしました。
その時に話した内容を少し書きたいと思います。
まず、僕を含め、漫画家を目指す人たちの大半は、自分の個性や武器、持ち味といったものが何なのかわかりません。(中には把握している人もいますが)
そこで、それを見つけるのが第三者(つまり編集者さん)です。(これは手塚治虫先生も申していたことですが)
そこまでは大半の漫画家を目指す人はわかるのですが、さて、ここからが今日の本題です。
じゃあ個性があればいいのであろうか?商品(雑誌、単行本)として個性があれば売れるのか?僕は違うと思います。際立った個性があっても嫌悪されることがあると思います。(特に読みにくい、強すぎるetc)
じゃあ上手い絵であれば良いのか?上手いにこしたことはないと思います。上手ければ、原作者をつけてデビューできるかもしれません。ただし問題なのは、その絵に華があるかどうかの問題です。

上手いのと華があるとでは意味合いが違います。この華も本人にはわかりません。これを見つけるのもやはり第三者なのです。

なので、プロになるのは一種の才能が必要なんだなと思います。

僕はまだ葉があるかどうかわからんとT教授に言われました。今描いている作品「イズム」を今度完成したらみせるつもりなので、その時にまた言われた感想を書きたいと思います。